About

協会概要

Philosophy

活動理念

ネイルマシンの技術教育事業を通じて、ネイル業界の人材不足問題を解消するとともに、サロン経営の安定化を推進し、ネイル業界の発展に貢献します。

Purpose

活動目的

未経験者が採用できる土壌づくりで
人材不足問題を解消

当協会が提案するネイルマシン【3Dコントロール技法®】は、安全かつ時短が叶うマシンワーク技術。7つの理論に基づき、マシン操作の前段階となる基本姿勢から教育する本講習を受講することにより、未経験者でも短期間でマシンワークが習得でき、即戦力へと成長します。

フィルイン技術の導入でリピーターを獲得し
経営の安定化へ

当協会では全国のサロン様へオンオフからフィルイン一層残しの技術導入を提案してまいります。
フィルインはお客様の爪を守り、リピーター化につながりやすい技術。フィルイン技術によるリピーター確保で、経営を安定化へ導きます。

Activity

活動内容

講座

ネイルマシン操作の基礎理論からフィルインまでを学べる講座、当協会認定講師を養成する講座、そして、GumiGelエデュケーターが取得できる講座などを開催しています。

協会認定ディプロマシステム

ディプロマを発行し、正式に講座を修了したことを認定しています。

代表プロフィール

山上奈美　Nami Yamagami

経歴・実績等

日本ネイリスト協会認定講師/ネイリスト歴25年/ネイルサロン経営歴22年/ネイルスクール経営/最大6店舗48名体制/年商２億円/JRショッピングモールより優良店として表彰金賞（神戸店）・銀賞（六甲道店）/すべて未経験のスタッフを採用/700名以上のネイリストにサロンワークを指導

HISTORY～努力は奇跡を引き寄せる～

決意まで

大手化粧品会社の美容部員として働き、販売業に疲れていたあの頃、とあるきっかけで知り合った経営者の方に憧れを抱くようになり、自分も経営者になりたいという気持ちが芽生えました。服が好きなので、アパレルショップ経営も考えました。しかし、資金面を考え、机と椅子があればできるネイルサロンがよいと思い、そこから1ヵ月後にはネイルスクールに入学し、退職届も提出しました。
当時は、まだネイルサロンがほとんどなく、「ネイリスト」という職種が社会的に認知されていなかった時代。そんな状況で、大企業での安定した地位を捨てての選択に、上司にはバカにされましたが、特に自信があったわけでもないのに、意志が揺らぐことはありませんでした。

修業時代

化粧品会社を退職した後に通っていたネイルスクールが運営するネイルサロンで、運よくアルバイトをする事ができました。当時は一人暮らしをしていたのですが、時給900円以下のアルバイトでは生活が続けられません。そこで、休日や仕事終わりに出張ネイルをして休みなく働き、ネイル三昧の日々を過ごしながら生計を立てることになりました。この時点でも、まだ起業の自信はありませんでしたが、とにかく毎日ネイルをしていました。

アルバイトを始めた時の目標は、①３年で店長になること②店長になれたら独立することの２つです。入社１年後、突然、私は店長に抜擢されました。その店舗は2坪の小さなサロンで、会社からは月間売上50万を100万にするよう期待をかけられました。自分なりの店づくりをした結果、赴任２カ月目には100万を超えていました。この時の小さな店舗を任された経験が、今後の経営に大きく影響しました。

働き出して3年が経ち、目標も達成できた頃、ある出来事をきっかけにサロンを退職しました。その出来事が、まるで「起業しなさい」と背中を押されたようなターニングポイントとなり、ついに独立を実行。2坪サロンで実績を作った経験から、開業するなら狭い店と決めて探し、3坪の物件とのご縁を得ました。
不安いっぱいのオープン当日、広告を一切出していないのに、初日に6名のお客様にご来店いただきました。修業時代の経験から、ネイルサロンがあると気づいてもらえる店づくりに徹したのが功を奏したと自己分析しています。

1人で開業したひとりオーナーだった私が、開業してまさかの2週間でスタッフを雇うことになりました。あまりの集客力に、店づくりの影響の大きさを思い知ります。
知人の紹介で、スクール卒でサロン勤務未経験者を採用しました。サロンアルバイト時代に、新人への技術指導には慣れていたので、最初から経験のない人を雇うつもりでしたが、経験者を採用しないスタンスは、開業以来ずっと変わりませんでした。

雇用した当時、自分とスタッフとのスカルプチュアの技術の差が大きく、ネイルのもちに明らかな違いが出るという問題に直面しました。
施術者によってネイルのもちが変わってしまうのは、お客様にとって一番よくないこと。その悩みの渦中に、ジェルネイルと出合い、もちの良さを知りました。そこで、スカルプ全盛時代にも関わらず、ジェルのフィルインをメニュー化し、スカルプからの切替を推進。これにより、技術によるもちの差を解消できたため、この頃、私の頭の中には2号店が視野に入っていました。

ジェルのフィルインを導入したものの、実は私自身はスカルプが得意でした。この時、自分の得意な技術にこだわらずにジェルへ移行したのは、経営者としての決断。お客様やサロンにとってプラスになる選択をすることで、売上は右肩上がりになりました。そこで、満を持して神戸の中心地、憧れの三宮に２号店への出店を決意しました。
人通りが良く、家賃が高すぎず、狭い店舗という条件で物件を探し、２坪のサロンをオープン。１店舗目でジェルのフィルインによるリピート化という仕組みができていたので、２店舗目のスタートには何の不安もありませんでした。

認定講師になったのは

店舗増加にともない必要なスタッフ数も増加しました。当時はネットも普及しておらず、求人にはすごく困ったため、ネイルスクールを開校し、自社サロンへの就職へ導くことにしました。
私も講師として教えていましたが、協会認定講師の資格がないことで受講生が不安になると思い、一念発起で資格の勉強を始めました。毎日欠かさず練習していた私ですが、このタイミングで紹介された、評判の良い鑑定料2万円の占い師に「試験は受からない、そもそもあなたは経営者だから、その資格はいらない」と言われ、その言葉で練習のやる気をなくして、一旦、練習を辞めました。しかし、既に申込をすませており、後悔したくない想いから、驚異の集中力で練習を再開。その結果、認定講師に一発合格しました。この時、奇跡が起きたと強く実感しました。

ネイルは理論

サロンワーク、そして経営の日々。多忙な毎日の中で認定講師の練習をするには、ただ手を動かしているだけではいけない。効率よく練習をするために、ネイル技術を理論的に考えるようになっていました。綺麗にできる箇所はいつも同じように動かしてるから、きっとそこには理論があると気づき、練習方法を変えました、じっくり考えながらの練習は時間がない中でも再現性の高い技術を身につけることができ、この追究姿勢が、後々の【3Dコントロール技法®】の開発に生かされたように思います。

開業から９年目には３店舗目を展開し、経営も順調。そんな時に、なぜかネイル以外の経営もしたくなり、「女性の助けになる」をコンセプトに、総菜カフェをオープンしました。しかし、飲食業の経験が全くなかったので、当時のマネージャーに運営をほとんど任せてしまい、私は資金を出すだけに。その結果、事業はうまくいかず、改善案もまったく浮かびませんでした。それもそのはず、飲食業の経験がありませんから、ただただ無謀な出店でした。無謀さに気づいた私は、わずか半年で閉店を決意。4,000万円をつぎ込んだ店は、あっけなく借金が残るだけになりました。しかし、この4,000万円はネイルサロンの売上だけで6年で完済でき、顧問税理士からは、早々に辞めた決断は「女の人にしておくのがもったいない」と、後々も語り継がれました。
この時の教訓、それは「経験した事だからできる、経験していない事はできない。」

飲食店経営の失敗をきっかけに、人生が変わります。失敗は成功の元と言いますが、私の飲食店の大失敗は、その後のサロンの発展のターニングポイントとなりました。当時、飲食店を売却しようと考えていた私は、その道に精通した方との接点ができ、その方からJR神戸駅構内への出店意向の有無を聞かれ、思わぬ打診に身が震えました。というのも、以前から神戸駅構内でサロンをしたいと夢を持っていたからです。「来たー！！」と心の中で叫びました。ただ、出店のためには厳しい審査を通過しなければならず、覚悟を決めて面接を受けました。その時の面接は、ただただ必死。その後は、得意の神頼み、毎日祈り続けました。想いが通じたおかげか、出店が決定しました！後日、面接担当の部長が、若い女性がほっぺたを真っ赤にして一生懸命話す姿が印象的だったと話され、今でも笑われてしまいます。

スタッフ育成を改善

JRグループ、東急グループでの出店が続き、6店舗、スタッフ数最大48名体制に。自分で技術指導することに徹していたものの、さすがにこの規模になると育成に時間がかけられないことから、技術マニュアルを作りました。新人スタッフがオフができると助かることから、オフとマシンワーク、そしてジェルアプリケーションの内容で作成。マニュアル作りは認定講師試験で経験した、理論で考える事がとても役に立ちました。

更に追及！ネイルマシン研究

創業当時から取り入れていた、ジェルネイルのフィルインをしていくにはマシンワークが不可欠です。当時は、時短のために高速回転で操作していたため、新人スタッフがネイルマシンを怖がり、お客様に熱いと言われていたので、これを改善するために、新人でもスムーズに扱えるマシンワークの必要性を感じ、マシン研究を始めました。
何百人ものスタッフと生徒を育て上げた経験から、新人にありがちなクセもよく分かります。その視点からマシンワークを見直した時に、ビット選びと中速回転での操作がポイントだと気づき、この発見により、マニュアルは各段に精度が上がり、新人スタッフがマシンを一切怖がらなくなりました。そして、見違えるほどスタッフの成長が早くなりました。

ジェル開発に挑戦

リピーター獲得、店舗展開ができたのは、フィルイン技術があったからこそ。教えるのは大変ですが、自社サロンのウリを壊すわけにはいかないから、初心者ネイリストでもフィルインができるようなマニュアルを作り続けていきました。
マニュアルがほぼ完成した頃、初心者でも扱いやすいジェルがあればと思うようになりましたが、それが世の中にない。となれば、自分で作るしかないと思い、さっそくジェル開発に取り掛かりました。
高密度で優れた硬化力。浮きにくく、しかもツヤ感が綺麗なジェルができたものの、最後の難題はテクスチャーです。初心者にありがちな強いブラシ圧でも扱いやすいジェルに仕上げるのに、本当に苦労が続きました。

ジェルが完成！

当初の目的である「初心者でも扱いやすいジェル」には、なかなかたどり着きません。でも、妥協はできない。トライ＆エラーを繰り返し、すべてが叶うジェルができたのは２年後でした。
「GumiGel」と名付けたこのジェルは、初心者でも扱えるグミのような弾力のあるテクスチャー。GumiGelに切り替えた途端、驚くほど新人スタッフ教育に手が掛からなくなり、このジェルは、まさに奇跡の象徴だと思いました

想像以上のジェルに仕上がったので、長い付き合いのあるTATの営業担当者様に取り扱って頂けないか相談しました。しかし、取り扱えない条件を山のように提示され、諦めかけたその時、最後に自分の指先のジェルを触りながら、「本当にすごくいいんですよね」と思わずつぶやいていました。すると、営業担当者が急に「そんなにいいんですか？」と反応されたんです。ここに小さな突破口が見え、夢中でGumiGelの素晴らしさを語りました。それは、JRテナントへの出店面談の時のような必死さ。チャンスは必ずモノにしたい！！！ですから、もう必死も必死でした。
そして翌日、「とりあえず半年間やってみましょう」と連絡が入りました。奇跡の逆転劇です。
何度も奇跡を経験した私ですが、この時の奇跡には何とも奮い上がりました。

マニュアルを作り始めて７年。未経験者の採用し、自ら技術指導を続け、マニュアルの精度を確認するように、入社したスタッフを教育しました。それはまるで、スタッフがモニターのようでもあり、私自身もたくさん学ばせて頂きました。育成するごとにマシンワーク研究がすすみ、ついに「指の３ポイント理論」を発見します。指の位置がたった5mmずれるだけで、マシンコントロールの自由度が変わる。この重大な発見をさらに追究した結果、指を持つ位置、下からの支え、それにマシンの距離感のすべてが整った時に、マシンを自由にコントロールできる結論に至りました。そして、完成したこの技法を【3Dコントロール技法®】と名付け、特許申請をしました。

JRショッピングモールは全国展開しているショップが多く軒を連ねています。そこに、人を雇うのが難しい、売上を上げるのが難しいと言われるネイルサロンを出店し、肩を並べて運営できているのは、フィルインによるリピーター化の仕組みです。そして、この仕組みを早く作ったことで広告（ホットペッパー）を使わずに集客ができ、経費削減できたことは、経営にとってとても大きかったと思います。
おかげさまで、出店から1年が経った頃、坪効率1位を獲得するまでになりました。さらに、モールのオーナー会での表彰式では、2023年に銀賞（六甲道店）、2024年に金賞（神戸店・2回目）を受賞。ネイルサロンでも、頑張れば認められると感慨深く思う瞬間で、自分のやってきた成果が認められたと思いました。

これまでの経験から作り上げてきたマニュアルは、未経験スタッフの成長がびっくりするほど早く、再現性が高いネイルマシン技術です。このマニュアルがあれば、ネイルサロンのお役に立てる事と自負しています。そして、このネイルマシンマニュアル【3Dコントロール技法®】を伝えたい、フィルインでリピーター化できる仕組みを伝えたい、その思いが強くなり、このメソッドを伝える協会を立ち上げました。
ネイリスト、技術教育の結晶である【3Dコントロール技法®】や講座を通じて、ネイル業界の人材不足問題が解決できますように。そして、ネイリストの皆さんに奇跡が起きますように。
特別な能力や才能がなかった私でも努力すれば奇跡が起こったように、これから協会を通して、ネイリストの皆様に奇跡が起きることを願っています。

協会情報

屋号	一般社団法人日本ネイルマシン技術協会
代表	山上奈美
所在地	〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5丁目2-2 三信ビル906
設立	令和6年3月13日
電話番号	078-231-8445
FAX	078-231-8446

お問い合わせ

〒651-0094
神戸市中央区琴ノ緒町5丁目2-2
三信ビル906

TEL 078-231-8445

FAX 078-231-8446

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